さて、続編です。
翌週彼が恵比寿のおしゃれなレストランに連れて行ってくれて、私たちはディナーをしました。
正直、もうかなり昔のこと過ぎて、何を話したかなんて全く覚えていません。(しかも会話はほぼ携帯の翻訳機能だし覚えているわけがないですよね笑)
ただ、結構いい店だったので、この人お金あるのかなと思い、いつもの私とは違い、とっても遠慮して少しだけ頼んだ記憶があります(笑)
メールだとチャラいのかなと感じるような❤の無駄遣いをする彼ですが、会って話すと本当にまじめ、紳士、、しかし食事中に彼が一瞬だけ手を握ってきたのです。
が、、、WHAT???その一瞬で、自分の体中に強い電流が走ったのです。ビリビリッと、
一瞬何が起きたのか自分でもよくわかりませんでした。
手から体全体に電流、、私ぶっちゃけ海外の変圧器で感電して救急病院に行ったことがあるのですが(笑)、まさしくそれに近い、いや、それとは少し違うか(笑)
多分この感覚は人生で初めてでした。15歳のころの大好きだった、5年もの間忘れられなかった彼氏にも感じたことがあるような気もしないでもないですが、私はすでに23歳、六本木の高級クラブ嬢、酸いも甘いも嚙み分けてきた自負があるのにまさかこんな、、(しかもそれ以来この感覚は人生で感じていません)
もうその一瞬の電流で、食事にも集中できず、私は心身ともに彼に惹かれているんだなと実感しました。
そして彼がお会計をすますと、彼は前回のように駅の電車の改札で、今日はありがとう、またすぐに会おうねと手にキスをしました。
しかし私は何を思ったのか、そこで、NOと言って彼を見つめたのです。
私も一緒に帰る、と。
彼は驚いていましたが、いいの?と言いながら、スイートな笑顔を向けると、一緒に彼の家方向の電車に乗りました。
電車に乗った私は何をしているんだろう?何がしたいんだろうと思いながらも、電車の中で一人だけ際立つイケメンドイツ人に見とれながら、少しドキドキしていました。
多分彼ともっと一緒にいたかっただけ、そして多分あの電流に一瞬にして虜になったのだと思います。
しかしこの後まさかあんなショックなことが起こるとは、1㎜たりとも想像していなかったのでした。
~後編に続く~